未経験から稼げるデザイナーになった こやま ゆきについて

こやまゆき 仕事への想い
こやまゆき

シングルマザーのWEBデザイナー

初めまして。
このサイトの運営をしているこやま ゆきです。

1児のシングルマザーをしながらWeb制作や各種印刷物の制作のお仕事をしています。
このサイトでは、私が子育てをしながら、未経験からグラフィックデザイナーとしてひっきりなしにお仕事を頂ける様になるまでの経験談、

そして

作って終わるだけの制作物や、クオリティが高くて綺麗なだけのデザインではなく、

集客できるデザインとは?  

その考え方、組み立て方、作り方などを発信していきます。

屋号CYPデザインに込めた想い

Create your performance!
「あなたのパフォーマンスを創造する」という意味です。

お仕事を通じて、クライアントのパフォーマンスを最大限に引き出すことを考え形にしていく。
クライアントのパフォーマンスはもちろん、自分自身もお仕事を通じて常に可能性を更新し成長していける様に、
そんな想いが込められています。

私がグラフィック・デザイナーになるまで

私は昔から絵を書いたり、工作をしたりすることが好きでした。

しかし将来何をやりたいか?どんな職業につきたいか?
漠然としいて全く想像がつかず、、、

とりあえす無難に、高校は私立の進学校へ。
思い描いていた高校生活とは裏腹に、7限目までみっちりと授業を受ける日々。

もっと青春を満喫したい、、、
楽しい事だけしていたい、、、

全然勉強についていけず、、、

2年生の途中のクラス替えでは、国語、英語、社会の勉強に絞った文系のクラスへ。
なぜか国語の偏差値だけは結構よく、論文も得意に。

本番のセンター試験で国語は自己最高得点を取りました。

そんな時に見つけたのが、4年制でデザインを学べる名古屋の私立大学。
大学にも行けて、憧れの県外一人暮らしもできて、好きなデザインも学べるなんて最高!
入試方法は実技、AOなどいろいろあったけど、
美術得意だっただけで実技の経験なんてない!
ので、センター試験結果を送るだけで選考してもらえる入試(国語の点数だけ200%で評価してもらえる)を選択。

無事、合格の通知をもらい、福井県から愛知県へ!

怒涛の日々

憧れの愛知県での一人暮らし!

キャンパスライフ!

浮かれていた私は、すぐにちゃらんぽらん状態に٩( ᐛ )و

で、

妊娠・・・

とても真面目な両親なので、産むことを大反対され、親と疎遠に・・・

大学はあきらめ、結婚し、出産し、

知り合いも頼る人も居ない土地で、育児に専念する日々。

で、

結婚してから、何故かみるみるうちに、

金銭的にも厳しくなっていきました。

仕事を始める

気がつけば、極貧生活を送っていました。

家計はマイナス、税金、家賃、通信費の滞納は当たり前、、、

私は只々、食費と光熱費を切り詰めることばかり考えて、子供と2人過ごしていました。

子供に満足におもちゃも買えない、旅行にもいけない日々でした。

切り詰めるだけでは本当に生活がやっていけなくなりそうだったので、

私はパートを探しました。

当時子供は2歳。

今すぐにでも働けて、子供が小さくても短時間で帰って来れる仕事は無いかなと。

しかし、子供も小さく、ペーパードライバー、就職経験なしの私は

コンビニや内職ですら面接で落ちてしまい、自分の社会的立場の弱さを思い知りました。

私には何もできないのか・・・・

そんな撃沈している時に見つけたのが

朝刊配達の仕事でした。

新聞屋さんとの出会い


ダメ元で行った朝刊配達の面接では、奇跡的に採用してもらいました。

履歴書に芸大中退と書いていたのを見て、面接をしてくれた店長に

「イラストレータとか使えるの?」と聞かれました。

今考えれば使えるというレベルではありませんでしたが、

「簡単なチラシなら作れます!」と言っておきました。

それがきっかけで、朝刊配達の傍らチラシ制作のお仕事を頂くようになりました。

モノクロからカラーへ、店内企画から地域企画へ、

徐々に頼まれるお仕事のレベルが上がっていきました。

その経験は私に、

自分の作ったものが、誰かに求められ、役立つことができるという

達成感と喜びをもたらしました。

パートから正社員へ

子供が小学生に上がる頃、店長に「うちで正社員をやらないか?」と言われました。

社員になって、朝刊配達ではなく、もっと本格的にデザインの仕事をさせて頂けるとの事でした。

毎日3時起床の朝刊配達と、昼間は惣菜屋のパート掛け持ちでヨレヨレになって、

体調を崩しかけていた私にとっては、仕事を一本に絞って収入が上がるという条件は救いでした。

何より、一度は諦めていたデザインの仕事ができるなら!と、私の意思はすぐに決まりました。

社員になって今までより稼ぐことができるようになり、

ついに離婚を決意。

それからというもの、経済状況は人並みに回復していきました。

両親とも復縁できました。

グラフィック・デザイナーってなに?

デザインを本格的に事業にしていこう!という目標に向かって雇用してもらいましたが、

デザイン事業には何が必要なのか?

手順や常識もわからず、店長も私も艱難辛苦の日々が続きました・・・

とりあえず、なんかやってみよう!ということで

・デザイナーとして活躍されている方から直接指導を受ける
・毎月発行する地域情報紙の取材・作成
・自社ホームページの制作・運営
・ライティング講座への参加
・マーケティング講座受講

などの様々な経験をさせていただきました。

型もない、常識もない、正解もない。

一般的なデザイン会社で決まった役割を担当して働いていてはとても経験できないような、貴重な体験だったと思います。

中でも何より自分の成長に繋がったのは、多種多様な人との出会いだったと思います。

私は取材先で、色んな職種を営む方のそれぞれの想いを聞くのが好きです。

ほとんどの方が、自身の仕事のやりがいや魅力ついて、生き生きと語ってくださります。

それを伝えるために見えるもの、手に取れるものにするのがグラフィックデザイナーの、

私の仕事なんだな、と思うようになりました。

それを形にして感謝して頂けることは、とても素敵で誇らしいことです。

働くとは?


かつて私は、「仕事は時給を稼ぐ為にやるもの」「決められた時間に、指示されたことをこなすもの」

というように、仕事に対してネガティブな考えを持っていました。

あなたはこのようなイソップの寓話を聞いたことがあるでしょうか?

旅人がある町を歩いていると、汗をたらたらと流しながら、重たいレンガを運んでは積み、

運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会いました。

そこで旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。

すると、3人のレンガ職人は次のように答えました。

1人目は、
「そんなこと見ればわかるだろう。親方の命令で“レンガ”を積んでいるんだよ。暑くて大変だからもういい加減こりごりだよ」と答えました。

2人目は、
レンガを積んで“壁”を作っているんだ。この仕事は大変だけど、金(カネ)が良いからやっているのさ」と。

3人目は、
「レンガを積んで、後世に残る“大聖堂”を造っているんだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と。

3人のレンガ職人は、それぞれ「レンガを積んでいる」という仕事は同じです。
仕事の内容や役割が同じなので、賃金もほとんど変わりません。

しかし、
“動機”がまったく違います。

働く意識、目的意識が全く違うのです。

かつて私は人の役に立つ仕事、責任のある仕事なんて、自分には出来るはずがないと思っていました。

子供も小さく、いつ熱を出して休まなければいけないか分からない、頼れるところもない。

そんな中、強引にデザイン事業をスタートする環境を与えてもらえたことは、仕事への意識が前向きに変わる大きな転機でした。

お客様と直接向き合い一つ一つの仕事をこなしていくうちに、

仕事はだたの作業ではないと気が付きました。

どの仕事も、目の前の作業だけ見れば辛くてやりたくないことが多いかもしれません。

だけど目的はお客様にとって、お店や会社の顔になるもの、集客を左右するものを形にすること。

やりたくないとか、仕方なくという気持ちで手がけることは、必然的にできませんでした。

ほとんどのお客様から、「ありがとうございました!」「また何かあった時はお願いします!」「集客ができて助かりました!」

など、前向きな感謝のお言葉をいただくことができました。

今後のビジョン

知識なし、経験なし、人脈なし。

それでもいろいろな人に支えられ、育児と仕事をしながら知識・技術を身につけ、

今はグラフィックデザイナーとしてチラシ制作やホームページ制作など、様々なお仕事を
毎月途絶えることなく頂けるようになりました。

私が今日まで続けてこれたのは、何より「仕事は人の役に立てる楽しいものだ」と思うことができるようになったからでした。

私がそうだった様に、「人の役に立つという目的を果たす事が仕事なんだ」と思える様になれば、

どんな仕事にでも主体的に取り組める様になり、働く事が楽しくなると信じています。

弊社では、社内のパートタイマーで働く女性達に、Adobeソフトやweb制作、ライティングなどを学ぶ時間を設けています。

私のように、育児や環境を理由に働くこと、学ぶこと、自身の可能性をあきらめてほしくないからです。

決まったルールに沿って行う仕事だけでなく、型もない、常識もない、正解もないところから

どう作っていくか?

企画力、提案力、コミュニケーション力、ゼロから作り出す力など、

幅広いスキルを養える場として、内容や環境をより充実させたいです。

Create your performance!
「あなたのパフォーマンスを創造する」


一緒にチャレンジするメンバーを増やし、女性が多様なかたちで働きつづけられる社会へ繋げたいです。

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